インサイドセールス導入のおすすめツールを紹介！

BtoB企業を中心に、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスに至る営業フローを分業化し、営業効率の最大化を図る「The Model」型の営業組織を導入する企業が増加しています。
より多くの見込み顧客（リード）にアプローチし、商談に繋げていくためには、リードナーチャリングが重要になってきます。

営業プロセスの中で、リードナーチャリングを主に行う営業フローがインサイドセールス部門です。
そして、インサイドセールスの運営を手助けするのが、営業支援ツール（インサイドセールス支援ツール）です。

営業支援ツールはインサイドセールスを導入する目的・用途にあわせてさまざまな種類があり、自社にあったツールを導入することで初めてインサイドセールスの効果を実感できます。

当記事では、インサイドセールスを導入する際のおすすめのツールを紹介します。
インサイドセールスの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

インサイドセールス支援ツールを目的別に紹介

営業フローを分業化するうえで、いつ誰がアクセスしても、同じ顧客情報を取得できなければなりません。
横断的かつ一元的に顧客情報を管理するツールは、その目的に応じてさまざまな種類があります。

インサイドセールスツールは大きく分けて以下の7つに分類されます。

• リードの情報管理をする「名刺管理ツール」
• リードナーチャリングやスコアリングが可能な「MAツール」
• 蓄積された顧客情報を選別し効率的にアプローチする「ABMツール」
• リソース不足を解消する「オンライン商談ツール」
• 商談のアポイントを創出する「アポ獲得ツール」
• 架電による営業活動を支援する「CTIツール」
• 顧客管理と効率的な営業活動を支援する「CRM/SFAツール」

ここでは7点のインサイドセールスツールについて紹介します。

リードの情報管理をする「名刺管理ツール」

名刺管理ツールは、リードの情報を管理しビジネスチャンスに繋げることが可能なインサイドセールスツールです。
セミナーや展示会などで獲得したリードの情報を一元管理し、リードの情報を分かりやすく管理することで営業活動の効率化が図れるメリットがあります。

リードナーチャリングやスコアリングが可能な「MAツール」

MAツールとは、Marketing Automation（マーケティングオートメーション）ツールの略で、リードナーチャリングやリードのスコアリングが可能なインサイドセールスツールです。
新規顧客獲得における営業活動を自動化し、業務の効率化を図れるメリットがあります。

蓄積された顧客情報を選別し効率的にアプローチする「ABMツール」

ABMツールとは、Account Based Marketing（アカウントベースドマーケティング）ツールの略で、蓄積された顧客情報を選別し効率的にアプローチを行うインサイドセールスツールです。
ターゲットを企業・団体まで具体的に設定し、ターゲットからより多くの売上を獲得するためにどのようなアプローチをするか検討することを指します。

リソース不足を解消する「オンライン商談ツール」

オンライン商談ツールはweb会議ツールとも呼ばれ、インターネット回線が整った環境でパソコン・スマートフォンなどの端末を用いて商談を行うインサイドセールスツールです。
従来の対面式の営業活動と異なり商談のためにリードのもとへ向かう移動時間がなくなるのはもちろん、一度に多くのリードに対しセールス活動が可能です。
営業部門のリソース不足の解消や、コスト削減にも役立ちます。

商談のアポイントを創出する「アポ獲得ツール」

アポ獲得ツールは決裁者との接点創出をサポートするツールです。
BtoBビジネスにおいてアポ獲得は成約につながる有効な手段であり、ツールを活用することでより効率的にアポ獲得できます。

架電による営業活動を支援する「CTIツール」

CTI（Computer Telephony Integration）ツールとはコンピューターと電話・FAXを連携させ発信履歴の情報をもとにリードの情報や過去の問い合わせを検索できるツールです。
CTIツールの導入で電話応対業務の効率化で生産性向上につながります。

顧客管理と効率的な営業活動を支援する「CRM/SFAツール」

CRMとはCustomer Relationship Managementの略で、日本語では「顧客関係管理」を指す。同様にSFAはSales Force Automation（セールス フォース オートメーション）で、「営業支援」を表します。
インサイドセールスを行う上で、顧客管理と効率的な営業活動を進めていくにはSFACRM/ツールの活用をおすすめします。

名刺管理ツール

まずは名刺管理ツールのおすすめ3選を紹介します。

• SanSan
• CAMCARD BUSINESS
• Eight

SanSan

出典：https://jp.sansan.com/

SanSanは名刺管理サービスフェア率82％を誇る名刺管理を越えた営業DXサービスです。
名刺管理はもちろんリードとの接点情報を管理する「接点管理」や、接点情報とリード企業の情報を組み合わせて活用する「企業情報」を参考に栄養施策を考える「マーケティング機能」が人気を博しています。
リードの情報を管理するだけでなくインサイドセールスツールとして高い汎用性を持っています。

費用に関してはプランによって異なるため、問い合わせが必要です。

CAMCARD BUSINESS

出典：https://www.camcard.jp/business/

CAMCARD BUSINESSは名刺をまとめてスキャンできる世界最高クラスの文字認証機能を搭載した圧倒的なデータ化速度が人気な名刺管理ツールです。
また、パソコンからの利用だけでなくスマートフォンでも多くの機能が利用できるため営業活動の効率化に貢献します。

費用は利用頻度に応じて選べる2タイプがあり、月額1,700円～と他社サービスの費用と比べてコストパフォーマンスの高さも魅力です。

Eight

出典：https://8card.net/

Eightは、アプリを開いてすぐに名刺交換ができる個人向けデジタル名刺管理ツールです。
名刺を撮影するだけで正確にデータ化し、取り込んだ情報は自動で管理され検索も可能です。
Eightに登録されたユーザーに昇進・異動・転職などのが発生した場合も情報更新が自動で行われるためリードの最新の近況を把握できます。

費用は基本無料で、月額600円で更に便利な機能が利用できる「Eightプレミアム」などのプランがあります。

MAツール

次にMAツールのおすすめ6選を紹介します。

• List Finder
• Salesforce Account Engagement（旧Pardot）
• b→dash
• SATORI
• Adobe Marketo Engage
• Liny

List Finder

出典：https://promote.list-finder.jp/

List Finderは継続率98.7％を誇る自社製品・サービスを検討中の顧客が見つかるMAツールです。
トラブルが起こりやすい導入初期も、担当のコンサルタントが伴走する手厚いサポート体制が魅力です。
また、短期間で成果を出したい場合には代行サービスもあります。

List Finderでは企業に必要な機能に特化した選べる4つのプランを用意し、無料で始められるフリープランもあるため、始めやすいでしょう。

Salesforce Account Engagement（旧Pardot）

出典：https://www.salesforce.com/jp/products/marketing-cloud/marketing-automation/

Salesforce Account Engagement（旧Pardot）は、BtoBマーケティングを行う上で生じる多くの作業を自動化可能なMAツールです。

質の高いリード育成を自動化するだけでなくマーケティング部門やフィールドセールス部門と情報を共有・連携することで効率的な受注が可能になります。

費用に関してはプランによって異なるため、問い合わせが必要です。

b→dash

出典：https://bdash-marketing.com/

b→dashはSQLを使わず簡単な画面操作のみでデータ連携から抽出までが可能なデータマーケティングクラウドシステムです。
BOXIL SaaS AWARD 2023では使いやすさやサポート品質、初期設定のしやすさなどで一位を獲得しました。
誰でも簡単にツールを使用可能なため始めやすいと好評のMAツールです。

費用は初期導入費用の500,000円と、別途プランに応じて月額費用がかかるため問い合わせが必要です。

SATORI

出典：https://satori.marketing/

SATORIでは実名客に対するアプローチだけでなく自社サイトにアクセスしたもののアクションを起こすまでに至らなかったアンノーン顧客にアプローチが可能なMAツールです。

データベースの設計・導入作業が不要なため、導入日より運用を始められます。

費用は初期費用300,000円と、月額148,000円～かかるものの、無料で試せるためまずはお試しの運用を検討してみましょう。

Adobe Marketo Engage

出典：https://business.adobe.com/jp/products/marketo/adobe-marketo.html

Adobe Marketo Engageはリードの新規獲得はもちろん見込み顧客・休眠顧客に対しロイヤル顧客化に至るまでの育成を効率的に行うMAツールです。

マーケターの使いやすさを重視したツールが多く開発されており、高角度なスコアリングで有力なリードを獲得できます。

費用に関してはプランによって異なるため、問い合わせが必要です。

Liny

出典：https://line-sm.com/

LinyはLINEの公式アカウントでMAやCRMの機能を管理できる顧客管理・販促ツールです。リードの情報を自動で収集するため効率的な管理や分析が可能です。
導入時の設定や運用方法が分からない場合もチャットを通じてアドバイザーが手厚くサポートするため、初めての方も不安なく始められます。

費用に関してはプランによって異なるため、問い合わせが必要です。

ABMツール

ABMツールのおすすめ2選を紹介します。

• Marketo
• Forcas

Marketo

出典：https://business.adobe.com/jp/　

MarketoはBtoB・BtoC問わず多くの企業で導入されているABMツールです。
規模を問わずあらゆるリードとの接点をパーソナライズすることで成約確度の向上を図ります。
また、Salesforce Sales CloudやMicrosoft Dynamicsなどと連携可能なため、効率的な営業活動が実現可能です。

費用に関してはプランによって異なるため、問い合わせが必要です。

Forcas

出典：https://www.forcas.com/

Forcasは営業担当者が使いやすい企業リストを作成し、3ステップの簡単な操作で効率的にリードの傾向分析を行うABMツールです。

リードの情報の表記ゆれや重複データを解消する「名寄せ機能」や「ABMダッシュボード」と呼ばれるABMの進捗状況が可視化できるツールを用いることでチームメンバーと情報の共有がしやすいのが魅力です。

費用に関してはプランによって異なるため、問い合わせが必要です。

オンライン商談ツール

オンライン商談ツールのおすすめ2選を紹介します。

• Zoom
• bellFace

Zoom

出典：https://zoom.us/

Zoomはweb会議ツールとして企業だけでなく教育機関などでも多く利用されているweb会議ツールです。
最大1,000人が参加可能なため、大型のwebセミナーも開催できる点が魅力です。
また、一つのプラットフォームでミーティング・通話・チャット・バーチャル作業スペースなどさまざまなツールを利用できるため、作業方法の簡素化により効率的な営業活動が可能になります。

Zoomは基本無料で利用できるものの追加プランでより利用可能なコンテンツがあるため問い合わせが必要です。

bellFace

出典：https://bell-face.com/

bellFace（ベルフェイス）は電話面談を中心としたweb会議ツールです。
ブラウザでの利用が可能で、対応ブラウザも多く商談の幅が広がります。
資料の共有やスクリプト機能、CRM連携なども可能なため電話応対などの際の営業をサポートします。

費用に関してはプランによって異なるため、問い合わせが必要です。

アポ獲得ツール

アポ獲得ツールのおすすめ3選を紹介します。

• MAXIM
• Musubu
• クラウドサービスサスケ

MAXIM

出典：https://maxim.h-partner.co.jp/

MAXIMは光通信グループの豊富な実績をもとに専門チームが企業を支援する営業代行サービスです。

アポ獲得に向けて営業コンサルティングの実施だけでなく実際にwebや電話営業も実施するなど、企業の抱える営業の課題に対して支援内容をカスタマイズ可能な点が魅力です。
インサイドセールスにとどまらずフィールドセールスの支援も行っているためリソース不足も解消できます。

費用に関してはプランによって異なるので、問い合わせが必要です。

Musubu

出典：https://musubu.in/

Musubuは法人営業のターゲティングから成約まで幅広く支援する企業情報データベースです。
Musubuでは高いターゲティング精度で成約率を向上させるだけでなく、ターゲットリストの作成にかかる時間を短縮することで作業の効率化が図れる点がメリットとして挙げられます。

また、操作方法がシンプルなため誰でも簡単に利用可能な点も魅力です。
利用を検討している場合はまずは1か月無料で使えるフリープランをおすすめします。

クラウドサービスサスケ

出典：https://www.saaske.com/　

クラウドサービスサスケは見込み顧客を受注につなげる顧客育成支援ツールです。
インサイドセールスの見込み客育成に特化し、リードの購買意欲を高めるセールス活動の支援を行います。
また、電話営業を得意としており、電話営業がメインの企業におすすめです。
名刺管理や案件管理だけでなくAPI連携やCTI機能など、必要な機能をカスタマイズ可能なため使いやすく安価で結果が出やすいメリットがあります。

費用は1アカウントにつき月額1,000円のほかに基本料金が別途50,000円かかります。

CTIツール

ここではCTIツール「MiiTel」について紹介します。

MiiTel

出典：https://miitel.com/jp/

MiiTelは架電内容の録音だけでなく文字起こし・音声分析などを一つのツールにまとめたCTIツールです。

MiiTelは独自のAI機能を駆使して話す速度やラリー回数などの情報をもとに話し方を定量化し、チームメンバーのフィードバックや教育に役立てることも可能です。
また、文字起こしや自動録音機能で引継ぎ漏れを防げる点も魅力として挙げられます。

費用は1アカウントにつき5,980円で、初期費用は0円です。

CRM/SFAツール

ここではCRM/SFAツールのおすすめ4選について紹介します。

• Salesforce Sales Cloud
• BALES CLOUD
• Mazrica Sales（旧Senses）
• HubSpot

Salesforce Sales Cloud

出典：https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/

Salesforce Sales Cloudは世界的にもトップシェアを誇るCRMツールです。
Salesforce Sales Cloud導入のメリットとして、顧客管理に留まらず営業活動を支援するさまざまな機能が充実している点が挙げられます。
多岐にわたるインサイドセールスタスクを自動化し効率的に進めることでセールス業務に集中できる環境づくりを実現します。

費用に関してはプランによって異なるので、問い合わせが必要です。

BALES CLOUD

出典：https://bales.smartcamp.co.jp/bales-cloud

BALES CLOUD（ベイルズクラウド）はインサイドセールス特化型の見込み度合いに応じて最適なセールス活動を自動化するSFAツールです。

BALES CLOUDの特長として直感的な操作が可能な使いやすいデザインが挙げられます。
またExcelやCSVファイル、Salesforceとの連携で一括でデータの取り込みが可能です。
導入してから運用開始までの期間が短く、すぐに運用を始めたい方にはおすすめです。

費用に関してはプランによって異なるため、webサイトにて問い合わせが必要になります。

Mazrica Sales（旧Senses）

出典：https://product-senses.mazrica.com/

Mazrica Sales（旧Senses）はカンバン式のダッシュボードで使いやすく、専門の知識がなくともすぐに操作可能なCRM/SFAツールです。
Mazrica Salesを導入するメリットとして、独自のAI機能で案件のリスク分析や類似案件に対しアドバイスするため、リスクヘッジやリードの取りこぼしも防げる点が挙げられます。
また、既に使用しているクラウドサービスとも連携可能なため、導入する際の工程を軽減可能な点も魅力です。

費用に関してはプランによって異なるため、問い合わせが必要です。

HubSpot

出典：https://onl.sc/11ZQuFj　

HubSpotはMA・SFA・CRM・CMSなどのさまざまな機能が搭載されているインサイドセールスツールです。

BtoB・BtoC問わず業務の効率化が可能なため、インサイドセールスの導入を検討している初めての方でも安心な支援体制が魅力です。

費用は個人～小規模企業であれば永久無料で利用でき、必要な機能のみアップグレードが可能なため、気軽に始められます。

インサイドセールスツールを選ぶ際のポイント

インサイドセールスツールを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

• 自社にあった機能が充実しているか
• サービス内容と価格が見合ったものか
• 他部門と共有がしやすいか
• カスタマイズがしやすいか
• 導入後も手厚いサポートが受けられるか

インサイドセールスツールには目的別にさまざまな種類があるため、自社の課題を解決可能なツールを選ぶことが大事です。

また、インサイドセールスのツールを導入する場合、機能だけでなくコスト面も加味する必要があります。
インサイドセールスツールの多くは定額制や従量課金制の料金体系を採用している事が多く、顧客のリードタイムが長期化する企業ではランニングコストがかかります。
しかし、低コストを重視しすぎた場合自社が求める機能が不十分なケースもあるため注意が必要です。

ツールのサポート体制は兼用する際に見落としやすい項目であるため、必ず検討する際の項目として確認しましょう。

インサイドセールスでお困りの企業様はASHIGARUにご相談ください

当記事ではインサイドセールスのツールについてご紹介しました。
インサイドセールスはBtoB企業の売上獲得に必要な営業活動であり、今後力を入れていかなければならない施策です。

しかし、インサイドセールスの導入を検討しているものの、ツールの選定や環境づくりなど、作業量が多くなかなか導入に踏み切れないという企業様も多いのではないでしょうか。

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