SNSの運用は、企業のブランディング、商品・サービスの販売促進に大きな影響を与えており、昨今ビジネスにおいて欠かすことのできない要素の一つとなっています。
今回は効果的なSNS運用について、どのような選択肢があるのか見ていきましょう。
そもそもSNS運用代行とは
SNSは現在、インターネットの世界で確固たる地位を築いています。
そもそも企業にとってホームページがブランディングの重要なツールであり、ホームページがWEBにおいての営業マンと言われていた時代がありました。
ホームページを持つということで、WEB上の名刺代わりという意味での信頼担保は当然のこととして、現在では社員・クライアント・株主・地域住民といった、さまざまなステークホルダーとのコミュニケーションツールであるとの認識が強まっています。
ソーシャルメディアの台頭する現在は、LINEやTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSユーザーが急増し、現実の社会関係を反映しながらも、新たな社会関係を構築するプラットホームとしてSNSが機能しています。
つまり企業はコーポレートサイトを持つだけでなく、SNSを上手く活用することで自社をアピールし、さらなるファンの獲得へと繋げる必要があるのです。
どのように運用すればいいのか
運用目的からSNSプラットホームを選ぶ
SNSアカウントを取得する前に、まず運用するプラットフォームを決めましょう。
日本には多くのSNSが普及していますが、企業が訴求したいコトやモノとの親和性を意識した上で、最も良いサービスを決定する必要があります。
ユーザーは実名で登録するため、最も公共性の高いサービスと言えます。
実名を用いたアカウントでは匿名性の高いサービスと違い、ネガティブな内容を投稿しづらく、比較的炎上が起こりにくいサービスになります。
高い年齢層ユーザーが多く、専門家や可処分所得の高いユーザー、BtoBマーケティング戦略をターゲットにするのに最適なプラットフォームと言えます。
日本でのTwitterのフォロワーランキングには社会的影響のある著名人も多いものの、芸能人やインフルエンサーなどの人気が高く、続いてゲーム・音楽などが続き、コンビニエンスストアやスターバックスなど飲食業界に関連したアカウントが上位を占めています。
このため、インフルエンサーマーケティングに適しており、商品・サービスの紹介をしてもらうことで、認知拡大や購買がロイヤルカスタマー化繋がります。
女性から絶大な支持を集めるInstagram。
月間アクティブユーザーも累計3300万人と大変多く、既に人々の暮らしに根付いているSNSといえるでしょう。
Instagramではビジュアルに特化した点が特徴であり、一目で分かりやすい、視覚に訴えることができるサービスとの親和性が高いと言えます。
Twitter同様、ユーザーが簡単にコンテンツを作って発信しやすいプラットフォームであるため、UGC(User Generated Content/ユーザー生成コンテンツ)が生まれやすく、またリツイートで拡散され、広く共感されやすい媒体です。
広告など企業からの情報発信はユーザーに嫌煙されやすいですが、「ハッシュタグキャンペーン」などを用いることで、UGCを創出することができます。
SNS運用の際気を付けるポイント
・担当者を明確にする
社内で担当部署・担当者など、運用に関する責任の所在を明らかにしましょう。
炎上や情報漏洩などのリスクヘッジのためです。
また投稿内容の戦略や方向性など、統一感と一貫性を持たせることは、ファンの獲得のための必要な要件だからです。
・広告出稿に関するルールを作る
SNS広告はターゲットの絞り込みが行いやすく、一定のPR効果を狙うことが可能です。
KPIなどの具体的な目標値の設定をはっきりさせ、そのための有効なキーワードや、投稿タイミング、効果測定の方法など検討が必要です。
このように抑えるべきポイントを抑えつつ、通常業務と並行してSNS運用を行うという部署や人材を確保することは、難しいという企業も多くあります。
さまざまなリソース不足でSNS運用が後回しになっているという場合、SNS運用代行という外注という選択肢を取ることもオススメです。
SNS運用代行でできること
SNS運用代行では、まず企業カラーや商材・サービスの種類によって、運用に適したSNSの選定を行い、そのプラットフォームでのアカウントの立ち上げから管理、運用までを丸投げすることが可能となります。
SNS運用には、手間もかかりますし、それ相応の知識が必要になります。
昨今ネット上において、失言・詭弁などと判断され、非難や批判が殺到し収拾が付かなくなる事態も頻繁に起こっており、投稿やコメントには配慮も大切です。
SNS運用代行は、それらの「てにをは」を熟知しており、またネガティブコメントを監視し、企業や商品・サービスのイメージダウンを回避することにも一役買ってくれます。
さらに、SNS運用代行サービスは、競合調査、企画立案、施策実施、管理のみならず、金額によってはSNS利用状況などの測定や分析を行い、月次レポートなどのレポーティング作業もしてくれるため、クライアントはそれを生かし次のアクションへと繋げることができます。
つまりSNS運用においては、ただ一方向から情報発信するだけでは、十分な効果は期待できないのです。
ユーザーの反応をヒアリングし分析するという、ソーシャルリスニングを行うことで、販促の手立てにしたり、更なるブランディングに繋がるよう、ユーザー目線に立った継続的なPDCAを回す必要があるのです。
今回SNS運用とSNS運用代行サービスについてご紹介させて頂きました。
次回はSNS運用代行サービスの相場感や、価格帯による運用内容の違いについてご説明させて頂きますので、ご期待ください!